PLASDOC協議会の2019年度の活動内容を紹介します。
2019年度のワーキング内容 | |
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Aグループ (4名) |
【テーマ名】AI自動分類機能システムの評価 AIの特許情報関連の新しい製品として、AIによる自動無効化資料調査や自動分類機能など次々にリリースされているが、機能、特徴などの情報を掴みきれていない。 その中でAIによる自動分類に着目した。自動分類が活用できれば、検索結果やSDIのノイズ落としや、解析データの前処理、社内分類の付与など業務効率の向上も期待できる。 AI自動分類の精度に関する調査を行い、業務への活用展開の可能性について検討を進めることとした。 AI自動分類システムから、PatentNoiseFilterと、Patentfieldの2つのシステムを選び、ベンダーからの詳細説明を受け意見交換を行い、事例を用いたシステム評価を行った。その過程で得た知見を含め、今後のAI自動分類の課題と提言について触れたい。 |
Bグループ (5名) |
【テーマ名】新規用途テーマの抽出法の検討 新規用途テーマの検討にあたり、現状の把握と萌芽領域および自社の強みを抽出する工程を効率的に行うために、特許分析ソフトの有効活用手法を確認した。 対象特許分析ソフトとして、Orbit、ThemeScape等を検討した。 |
Cグループ (4名) |
【テーマ名】DDAの自動分類機能についての検討 2018年度・Dグループのワーキングの続きで、DDAの活用提案として自動分類機能を検討する。 前回と同様に信越ポリマーを題材にし、自動分類機能の精度・適切な教師データの抽出・活用事例を検討する。 |
Dグループ (4名) |
【テーマ名】初心者向け概念検索の検討 概念検索は、過去のPLASDOC協議会ワーキング活動でも何回か検討されているが、 初心者がより簡単な操作で先行技術を見つけられることを目的に、 検索語や並び替えに使用する教師データについてどのようなものが良いのか検討を行った。 特に、化合物が一般式で記載されている出願の先行文献を見つけることを目標とした。 |
Eグループ (6名) |
【テーマ名】経過情報のアラート機能に関する検討 特許の経過情報は、審査、審判に関する情報や維持年金などの情報を含み、各国特許庁HPから入手することができる。 近年、各種商用DBが経過情報を収録するようになってきており、情報へアクセスしやすくなる傾向にある。 当WGでは、経過情報の入手をスピーディーに行う上で有用な「アラート機能」に焦点を当て、検討を行った。 |